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2005/09/17

第41章 ポチが発病した日

 ポチが、再びいやな咳をするようになったのは、平成11年の初冬である。
この年の春先にも、時々同様の咳をしていて、その後治まっていたが、冬を向え再発したのであった。

 「ゲホ~ッ、ゲホ~ッ、カア~ッ!」、「ゲホ~ッ、ゲホ~ッ、カア~ッ!」と、苦しそうであった。
 散歩中の時は、歩くのをやめ、背中を少し丸めながら、腹から搾り出すように咳をし、最後に「カア~ッ!」と痰を吐き出すようにする。しかし、痰が出るわけではなかった。
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 ポチの咳の原因が風邪でもなく、フィラリアでもないと思った私達は相談の上、獣医師のN先生に診てもらうことにし、数日後、家内がN先生の所にポチを連れて行った。
 家内は「ポチ、咳をするのをN先生に診てもらおうね。」と言ってポチを連れて行こうとした。ポチは「お泊りはいやだ。N先生の所はいやだ。」と、少し抵抗したが、「ポチ、先生に診てもらわないと、咳が治らないでしょ。さあ、行くよ。」と更に言い聞かされて、覚悟を決め診察を受けた。

 家内からポチの症状を詳しく聞かれた先生は、即座に「アー、始まったか~、この子も年だからな~」と、先生自身の中で、これと思う病名が浮んだようであった。
 「老犬に多い心臓の病気と思われますね、一応、フィラリアでないかの確認の為の血液検査と、心臓病確認の為のレントゲンを撮ります。」と先生は言われ、直ちに実行された。
 
 結果、ポチは老犬に多い心臓病の一種である「僧帽弁閉鎖不全症」を発症していることが分かった。この病気は心臓内の弁がうまく閉まらなくなり、新鮮な血液が体に十分行き渡らなくなるという。この為、血液を更に多く送ろうとして、心臓肥大になり、肥大になった心臓が気管を圧迫して、咳をするというお話であった。そして進行性の病との事であった。

 N先生は、「この病気は完全治癒は出来ません。進行を少しでも遅らせて、上手に病気と付き合いながら、老後を過ごすようになります。そのための薬を続けてもらうようになります。」と言われた。

 そしてポチは、「この薬」の影響で、後々、「おしめ」着用の生活をするようになるのである。
                               つづく

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コメント

ばあやんさん、こんばんは。
ポチはひとしきり咳をした後、「悪いこともしてないのに、なんでこんな目にあうんだろう、助けてよ」とでも言いたげに、ジッと私達に眼を飛ばしていました。そのたびに「ポチッ、大丈夫っ?」と声を掛けながら、胸の所と背中を擦ってやっていました。

投稿: 益樹 | 2005/09/20 19:05

最近の犬は栄養状態がよくなって長生きできるようになっているようですが、そのためにいろんな病気とも付き合うことになるのですね。
それにしてもポチちゃん、苦しそうでしんどそうで可愛そうですね。
主人の職場の方のラブラドールもいろんな獣医さんを回って、最後には心臓の病気が分ったようです。悲しくて悔しかっただろうと思います。

投稿: ばあやん | 2005/09/20 07:48

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