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2005/06/06

第13章 ポチは人の言葉がわかる?「シャンプー」

 ポチは私達の言葉をある程度理解していたと思う。
彼はシャンプーが大嫌いであった。ポチをシャンプーするときは浴室を利用していた。
 
 天気の良い日曜の朝、ポチをシャンプーするべく、家内はポチ専用のバスタオルをそっと用意し、風呂場の脱衣場の床にやはりポチ専用の足拭きマットを敷く。朝の散歩の後、リビングのお気に入りの場所で寝入っているポチに声をかける。「ポチ、今日は天気が良いのでシャンプーしようか。」
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 この一声で、寝ていたポチはとたんにむくりと立ち上がり、尻尾をたれ、すごすごと自分のいつもの場所から離れて部屋の隅に移動し、そこでうずくまってしまう。
 そして、家内を上目遣いに見て、「シャンプーはいやだ」という意思表示で、床に寝そべって、てこでも動かなくなってしまう。
 家内は、体を硬直させ重くなったポチを抱き上げ、浴室内に連れて行き、シャンプーを始める。いざ始めると気持ちよさそうに、首を左右にググッともちあげて、家内を優しい目で見上げていた。
 
 シャンプーの後、バスタオルで水分を拭き取ってもらい、苦手なドライヤーも終わると、冷蔵庫の前にいそいそと行き、白くふさふさになった尻尾をフリフリ、ご褒美のジャーキーを催促するのであった。
 その後自分の寝場所へ行き、「ああ、ひどい目にあった」というように、ふーんと大きく鼻でため息をはき、大仕事が終わったというように寝てしまった。

 シャンプーという言葉はポチに対し大変効果があり、ポチがいたずらをしている時、「ポチッ!シャンプーするよ!!」の言葉に、即座にいたずらをピタッと止めたものであった。         
                                  つづく

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