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2005/06/14

第15章 ポチのお泊りⅡ チェックアウト編

 ポチをN先生に預けての旅行は、私も家内もポチに対し、やましさを感じていた。
 
 旅先から帰るや否や、家内はウンチ袋を手に、N医院に駆けつける。
 医院の奥のケージから開放されたポチは、床を転がるように滑りながら、千切れんばかりに尻尾をふり、声に成らない声を発しながら、家内の膝に飛び込んで来て、顔を舐め回していた。
 家内は、ポチとの主従関係で、自分が主である事が自覚できるこの一瞬が、たまらなく好きだったらしい。
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 留守中のポチの様子を先生は、「この子は感受性が鋭いですよ。散歩から帰る途中、医院と自宅との分かれ道で、必ず家の方向を見て、まだあなた方の気配がないことを自分が納得してから、医院に戻って来るんですよ。本当にお利口さんで、いじらしいですよ。」と報告して下さった。

 私はいつも医院の外で家内とポチを向え、共に散歩を楽しんだ。ポチもこの時は、私達が一緒に歩いていることを確認するかのごとく、何度も我々を見上げ、弾んだ足取りで先を歩くのであった。 
 
 後日お隣の奥さんから、「ポチったらN先生と散歩の時、声を掛けても知らん振りして、顔を背けるのよ」 「目一杯、痩せ我慢してた感じ!」との報告であった。 
 もちろん、いつもは奥さんに、べったり甘えるポチであった。
                                      つづく

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