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2005/05/29

第12章 ポチのエピソードⅡ 家出癖

 ポチは家出をするのが得意であった。前の記事でも書いたが、私達がポチの脱出防止の工夫をすれば、更に彼は、金網ネットの下の地面を掘って抜け出したり、私達が居ると、「とてもこのフェンスは越えられないよ」と言うように、フェンスに飛びつきもしないのだが、私達がいないと、懸命に跳びつきよじ登って、脱出していたようである。
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 ある日、私はカゼ気味で体調が悪く、仕事を早めに切り上げ、夕方早く帰宅した。
 家の近くまで歩いてきて道の角を曲がった時、ちょうど家を脱出し、これから楽しい散策にお出かけ途中のポチに出くわした。距離にして約20m弱である。
 
 こちらも「あれっ、ポチが出ている!」と驚いたが、ポチは更に驚いたらしく、「なんで今ごろ帰ってくるの?」という顔つきで、一瞬目を見張った様子だったが、直ちにくるりと180度向きを変え、いかにも「貴方を迎えにきたんだよ」というように、私の先に立って家に向ってタッタと歩き出した。家まで来ると、玄関のフェンスの前で、じっと立ち止まり、私の方は一切振り向かずに、庭の中を見ていた。
 
 フェンスを開けて庭に入れてやると、さっさと寝場所に行き寝てしまったポチの心境は、どんなものであったろうか。今思い出しても笑いがこみ上げてくる。
 
 帰宅した家内にこの事を話すと、大笑いになったが、今後近所に迷惑が掛かることであり、ポチを室内で飼うことにしたのであった。
                                   つづく

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